皆さんこんにちは!
さんわの家:住宅アドバイザーの平田です^^
キッチンを選ぶ時は、扉の色や収納、食洗機など、決めることがたくさんありますよね。
その中で、完成してから簡単に変えにくいものの一つが、ワークトップと呼ばれる作業台の高さです。
「身長に合う高さは計算で決められる?」「夫婦で身長差がある場合はどうする?」と迷う方もいらっしゃると思います。
計算式は参考になりますが、切る、洗う、混ぜるといった作業によって、楽に感じる高さは同じとは限りません。
今回は、キッチンの高さを決める前に確認したいポイントについてお話したいと思います。
【目次】
1. 計算式は候補を出す目安にする
2. 調理・洗い物・加熱の姿勢を見る
3. よく使う人と一緒に使う人を考える
4. 今のキッチンで不便を記録する
5. ショールームでは道具を使う姿勢で試す
1. 計算式は候補を出す目安にする
キッチンの高さを調べると、「身長÷2+5cm」という目安を見かけることがあります。
例えば、身長を式に当てはめることで、最初に試す高さの候補を絞りやすくなります。
ただし、同じ身長でも、腕の長さや肘の位置、立ち方は一人ずつ違います。
式で出た数字だけを見て、その高さが必ず合うと考えないことが大切です。
システムキッチンで選べる高さの段階も、メーカーや商品によって異なります。
希望した数字をそのまま選べるとは限らないため、採用候補の中で前後の高さを実際に比べてみましょう。
床材の仕上がりや履物、キッチンマットの厚みでも、足元から作業台までの感覚は変わります。
普段は素足なのか、室内履きを使うのかも、試す時の条件に入れておきたいですね。
計算式は答えではなく、体感を始める位置として使うと選びやすくなります。
2. 調理・洗い物・加熱の姿勢を見る
キッチンでは、同じ場所でさまざまな作業をします。
包丁で食材を切る時は、まな板の厚みが加わり、手元はワークトップより高くなります。
ボウルで生地を混ぜたり、力を入れてこねたりする時は、少し上から力をかけたいこともあります。
シンクで洗い物をする時は、シンクの深さや食器の位置によって手の高さが変わります。
加熱機器では、五徳や鍋の高さが加わるため、深い鍋の中を見やすいかも確認したいポイントです。
ワークトップだけに手を置いて「ちょうどいい」と感じても、実際の道具を使うと印象が変わることがあります。
よく作る料理を思い浮かべ、切る時間が長いのか、鍋を使うことが多いのか、洗い物が多いのかを整理してみましょう。
少し前かがみになる時間が長くないか、肩が上がっていないか、重い鍋を無理なく移せるかを見ます。
高さの感じ方に不安がある場合は、体の状態も含め、必要に応じて専門家へ相談してください。
3. よく使う人と一緒に使う人を考える
ご夫婦や親子で料理をするご家庭では、誰か一人の身長だけで決めにくいことがあります。
まず、平日の朝、夕食、休日など、誰がどの作業を担当するかを書き出してみましょう。
毎日長く使う方を中心に考えつつ、もう一人が不便に感じる場面も確認します。
身長差がある時は、単純な平均値が二人にとって使いやすいとは限りません。
高いと感じる方がどの作業で困るのか、低いと感じる方がどの姿勢になるのかを分けて見ることが大切です。
補助台や厚いマットで調整する考え方もありますが、つまずきや安定性に注意が必要です。
一時的な道具だけを前提にせず、安全に続けられる方法かを確認しましょう。
お子さまが手伝う場合は、成長後の使い方も考え、現在の身長だけに合わせすぎないようにします。
家族が横並びで作業するなら、高さと同時に、作業場所の幅や通路、収納の開き方を見ることも必要です。
食洗機、オーブン、引き出しを使うために腰をかがめる動作は、ワークトップの高さとは別に確認してください。
4. 今のキッチンで不便を記録する
新しいキッチンを選ぶ前に、現在使っているキッチンの高さを測り、困っている場面を記録してみましょう。
「低い気がする」だけでなく、野菜を切ると腰が疲れる、洗い物で肩が上がる、鍋の中が見えにくい、というように動作で残します。
現在の高さで楽にできる作業も書いておくと、何を変え、何を残したいかが分かります。
数日分の調理を振り返ると、たまに行う作業より、毎日繰り返す動作を優先しやすくなります。
試しに高さを変える場合は、安定した専用の台などを使い、包丁や熱い鍋を扱う時には無理な方法で試さないでください。
まな板や鍋など、普段使う道具の厚みと重さを確認しておくだけでも、ショールームでの体感が具体的になります。
キッチンマットを敷く予定なら、予定に近い履物と足元の条件で試すと違いに気づきやすくなります。
腰や肩の負担にはさまざまな原因があるため、キッチンの高さだけで解消すると断定しないことも大切です。
5. ショールームでは道具を使う姿勢で試す
ショールームで高さを比べる時は、作業台の前に立つだけで終わらせず、普段の動きを再現してみましょう。
まな板の上で切る姿勢、シンクの底へ手を伸ばす姿勢、鍋を持ち上げる姿勢を順番に確認します。
展示に道具がある場合も、使ってよいかスタッフの方へ確認してから試してください。
靴を履いたままの展示では、自宅の足元との差も考えます。
高さが同じでも、ワークトップの厚み、シンクの深さ、加熱機器、足元の入り方によって立ちやすさが変わる場合があります。
引き出しを開けた時に体をよけやすいか、二人で立った時に動きを妨げないかも一緒に見ておきたいですね。
候補ごとに「切る」「洗う」「鍋を見る」の感じ方をメモすると、帰宅後に比べやすくなります。
写真には展示の高さや商品名も一緒に記録し、別の展示と取り違えないようにしましょう。
尾道市・福山市・三原市周辺で家づくりを進める方も、普段キッチンを使うご家族で体感する時間をつくってみてください。
計算式、今の不便、よくする作業の三つを重ね、毎日無理なく使える高さを選びたいですね。
まとめ
キッチンの高さは、身長から求める計算式だけでなく、作業内容、道具、履物、家族の使い方から確認することが大切です。
今のキッチンで楽な動作と困る動作を記録し、候補の高さで切る・洗う・加熱する姿勢を試してみましょう。
毎日よく使う方を中心にしながら、家族みんなが無理なく参加できる高さを相談してみてください。
参考になればうれしいです!
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