夫婦2人→家族4人へ。ライフステージで変わる家の使い方とは? 尾道市・福山市で注文住宅・新築なら【さんわの家】

公開日:2025/07/24(木) 更新日:2025/07/09(水) 家づくりのこと

 

 

【目次】

  ①結婚~夫婦ふたりの時期
  ②子どもが生まれたあとの時期
  ③子どもが独立したあとの暮らし

 

1、はじめに 今の暮らしだけを考えると、あとで後悔するかも

住宅の間取りを考えるとき、「今」の暮らしにピッタリな設計にしたくなるのは当然です。
でも、家は一度建てたら何十年も暮らす場所。時間とともに、家族の形も暮らし方も変わっていきます。
たとえば、
・結婚してふたり暮らしから始まり…
・数年後には子どもが生まれ…
・さらに10年後には子どもが自分の部屋を欲しがり…
・そしていずれ独立し、また夫婦ふたりに戻る…
こうした"ライフステージの変化"を見越した間取りを考えておくことで、将来的なリフォームコストを抑えたり、住み替えの必要をなくしたりできます。
そのカギになるのが、「将来を見据えた可変性のある家づくり」です。

 

2、夫婦2人の時期に"可変性のある家"を考えておくべき理由

「子どもが生まれてから考えればいい」と思うかもしれませんが、実は、家を建てる時点での設計こそが、将来を大きく左右するポイント。
なぜなら、
・壁の位置や構造体(柱や梁など)は簡単に動かせない
・コンセントや照明の配置も初期設定で決まる
・収納や動線も可変性のあり・なしで自由度が変わる
など、後から変えにくい要素が多いからです。
つまり「最初から変えられることを想定しておく」ことが、家を無駄にしない最大の工夫なのです。

 

3、ライフステージごとの間取り変化シミュレーション

ここでは、共働き夫婦が家を建ててからの暮らし方がどのように変わっていくか、段階ごとに見ていきます。
①結婚~夫婦ふたりの時期
この時期は、LDKを広くとって「ふたりの時間」を楽しむ空間づくりが重視されます。
来客対応や趣味部屋として"1室余分な部屋"があると便利です。
②子どもが生まれたあとの時期
子どもが乳幼児のうちは、まだ個室は必要ありません。
ただし、将来的に2部屋に分けられる設計にしておくと、子どもが小学生になったとき、リフォームせずに対応できます。
たとえば、
・広めの1室を中央で仕切れる構造に
・照明や収納を最初から2つ分用意
・入口も2つ設けておくなど
③子どもが独立したあとの暮らし
子ども部屋が空き部屋になると、そこをどう活用するかが課題に。
最初から「将来は書斎やゲストルームとして使う」ことを見越しておけば、再利用しやすくなります。

 

4、変化に対応できる「可変間取り」の工夫5選

将来を見越した可変間取りには、以下のような設計の工夫があります。
①仕切りやすい広めの個室設計
最初は広く、将来は2部屋に仕切れる前提で設計しておくと、成長に合わせた柔軟な使い方が可能。
②出入り口を2つ設けておく
将来仕切ったとき、それぞれが使えるようにドアを2つ設けておくと便利。
③照明・スイッチ・収納も2つ分設計
仕切る予定の場所には最初から照明・スイッチ・収納を分けて配置。これだけでも"分けやすさ"が格段にアップ。
④構造上の制限を減らす(柱・壁)
将来の間取り変更を考えるなら、「テクノストラクチャー」など柱の少ない構造工法もおすすめ。大空間が取りやすく、可変性が高い。
⑤扉・間仕切りが可動式
引き戸や可動間仕切りを活用すれば、生活の変化にあわせて"開ける・閉める"が自由自在。

 

5、まとめ 家は「変わる前提」で考えるとうまくいく

今だけの暮らしに合った家をつくるのではなく、10年後、20年後、子どもが巣立ったあとの生活まで見据えておくことで、家はずっと「住みやすいまま」でいられます。
とくに、共働きで日々忙しく過ごすご家庭にとっては、"将来の間取り変更に手間もお金もかからない"ことは、大きな安心材料。
家族の数、働き方、子どもの成長ー
変わることを前提にした住まいは、あなたの人生に長く寄り添ってくれる家になります。

 

 

 


尾道市・福山市で注文住宅を建てる【さんわの家】です。

新築をご検討中の方は、ぜひ一度イベントにお越しください!

1ページ (全6ページ中)